インストラクターの皆さんは保険は何か契約していますか?

いくつか保険を契約してるけど、何にも起きないから無駄な気が…
確かにそのように、ただ月ごと払ってて無駄に感じてる方はいるかと思いますが必要な保険はこの5つで大丈夫です。
【公的保険】
・国民健康保険
・公的年金
・介護保険
※フルタイムで働いている人は社会保険も
【民間保険】
・火災保険
・自動車保険
今回は保険って必要かな…と感じている方のためにお金の専門家・FP資格を持つ現役インストラクターが保険について解説します。
インストラクターには必要?保険について解説!
窓口での勧誘はぼったくり商品が多い
結論から言うと、基本的には民間保険は後半で解説する火災保険と自動車保険の二つ以外、必要ありません。

えー?何で必要ないのー?何が起きるかわかんないのにー?
基本的には保険は低確率な大損失に備えるためのものです。

つまり、アニメでよくある訳のわからない怪獣がやってきて、非常事態宣言になり、家を破壊されるようなことってないよね?

怪獣はやってくることはありえないですが、家が何かで壊れるとか、事故を起こすとか、病気になるとかは起きることは少ないです。

日本って地震とか、災害が多いから何が起きるかわかんないじゃん!
もし仮に地震保険に契約していて実際に地震が起きたとしたら…
・賃貸の場合は家財保証がメインで家が崩壊した際は保証が無い場合も
・しかも家財保証のみでも100%の保証が無いものが多いため、今まで払った保険が無駄になる場合も

それなら今まで貯めた貯金や資産運用で使っているお金を取り崩した方が確実に壊れた家財を買い直すことができます。

それでも何が起きるかわかんないじゃん!!
そんな不安でいっぱいな方のためにとっておきの日本の保険の秘密を解説します。
日本は実は最強の公的保険が充実した国
日本は他国と比べると、公的保険が非常に充実した国です。

有名なのが、アメリカは医療保険がないので、病気や怪我になるととんでもない金額に…日本は公的保険のおかげで自己負担が少ないことも。
フリーランスインストラクター向けにお得な日本の公的保険について解説します。
日本に生まれてよかった!主な公的保険3選
国民健康保険
国民健康保険(会社員やパートタイマーだと協会けんぽ・健康保険組合などで加入)は原則3割の自己負担でケガや病気の治療ができます。

アメリカだと全額負担なので、3割負担は非常にお得です。
さらに医療費の自己負担額が高額になった場合は高額医療費制度で払った金額が返ってきます。

年収や年齢によって金額が違うので厚生労働省のページを確認しましょう!
公的年金
年金は65歳以降の定年後に生活するためのお金をもらえる制度で、現在払っている年金料の金額を下記の計算方法で算出して払われます。
満額の年金額(2021年では780900円)×保険料納付済月数+免除期間÷480月
数字が変わる可能性もあるので詳しくは日本年金機構の「老齢年金」のページをご覧ください。

2021年の段階では、年金は10年以上支払っていれば65歳から受けとることができますが、繰り下げ受給(定年を70歳にすることで年金金額が増える制度)を75歳にしようかという話があるので、どうなるかわかりません。ニュースや年金機構のページをまめにチェックする必要あり!
ちなみに、年金がなくなるのでは…というのは繰り下げ受給の年齢の引き上げからきています。

人によっては年金が無くなる・無くならないというふうに色々と言われてますし、人生100年時代なので繰り下げ受給額も下手すれば80歳になる可能性もあります。

80歳まで働くのいやー!
年金制度のない国もあるので、日本はとても恵まれてる国ですが、何かあった時のために資産を作っておく必要はあります。
介護保険
介護保険制度は介護が必要になったときの介護費が支払われる制度です。
原則65歳以上は自己負担1割になり、40歳になったら支払い義務が生じます。

市区町村によって違いますが月5000円から1万円ぐらいになります。
会社員・パートタイマーだと大変お得な社会保険も
フリーランスインストラクターには関係ない話ですが、もし副業で会社員や週20時間勤務のパートタイマーをされてる場合は社会保険に加入できます。

国民健康保険の代わりの医療保険・年金・介護保険も含め、労働保険も使えます。
労働保険に加入していると、業務中のケガだと医療費保証や働けない期間の生活費保証、失業時に給付金がもらえたりするなど保証が充実しています。
必要最低限な民間保険はたった2つだけ
民間保険に加入するなら必要なのはこの二つ、火災保険と自動車保険になります。

この二つは加入することでとっても心強いことに。
火災保険
その名の通り、火災時に焼失した家・物などを保証してくれるものですが、実は住んでいる家の修復にも使えます。

長年住んでいると壁紙が剥がれたとか、フローリングに傷ついたなど、住んでいる家が傷つくことも。
この保険を使えば、引っ越し時に大家さんから請求される退去費が少なくなることも。
ちなみに、住んでいる時にしか使えないで、何かあったら火災保険の会社に連絡して相談しましょう!
自動車保険
自動車保険は自動車を持ってる人は加入義務で、もし事故で相手が亡くなった場合は最大3000万円、ケガなどした場合は最大120万円保証してくれます。

究極は車を持たないことが最大の節約だよね?
それは確かですが、地域によっては車で移動できないと仕事がないところもあります、汗

現在はレンタカーやシェアリングカーのサービスもあるので、自動車保険や車の維持費を浮かすこともできます。車に乗るのが月数回ぐらいであればそういったサービスを利用するのもオススメです。
とはいっても、保険は状況によっては必要かも…?
基本は貯蓄+公的保険、民間保険は火災保険と自動車保険で十分と話しましたが、インストラクターだとケガで入院したりする方もいますよね…

そうだよ!私たちは身体を動かす仕事だから何が起きるかわからないよ!
という感じで保証充実の公的保険は未払いで民間の年金や介護保険に加入してる方はいませんか?

ドキ!(健康保険って大丈夫かなと思ってたし、年金も将来無くなるかもしれないし、介護も公的なのじゃイメージ的に大丈夫かなと思ってたし…)
保険のことはよくわからずに公的保険は未払いにして民間のぼったくり保険に加入している方は非常に多いです。
公的保険で足りないなら貯蓄でカバーできるよう、節約しておいた方が余計な民間保険に入ることによってかさむ手数料や保険料・解約金などを考えたらよっぽどリーズナブルになります。

とはいっても練習でしょっちゅうケガして入院するから国民健康保険だけじゃ入院費は賄えないよ!

そもそも、練習前にケガ防止のためにちゃんとストレッチしているの?
イントラちゃんの言う通り、しょっちゅう入院すると国民健康保険だけだと入院費は賄えないなどのイレギュラーなパターンもあります。

入院だと公的保険では賄えないので、しょっちゅう入院する方は民間の医療保険に入るなどアレンジすることをオススメします。
シングルマザー(ファーザー)で子供がいて、自分が亡くなった時のための遺産として生命保険に入るなどのアレンジする必要もあります。

そんなことを言うと何が必要で何が必要ないかわからない!

(こいつ、ああ言えばこう言うな、汗)
自分がどんな保険が必要かどうかは専門家に相談することをオススメします
どんな保険に入ればいいのかは人によって違うので専門家に相談することをオススメします。

ただし、保険屋さんなどで相談すると自分に合わないぼったくり保険をオススメされる可能性があるので、保険屋などに所属していないFPなどに相談することをオススメします。
筆者もお金にまつわるコンサルタントサービスを行っているので保険の相談をして頂ければ客観的な立場でアドバイスすることもできます。

余計な保険に入らず、自分にとって必要な公的・民間保険に入って余計なお金を使わないようにしましょう!
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