お金が無くても暮らしていけるエコビレッジとは?【ヨガ&フィットネスインストラクター向け】

節約
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私はヨギーだから、ヨガの考えではお金なんて余計な欲望を生むから汚らわしいわ!
お金なんてなくてもヨガやフィットネス・好きなことを教えて暮らしているからそれでいいじゃん!
お金ことは難しいし、わかんないからいいや!

ヨガインストラクターの方に多いですが、お金なんて汚らわしく・好きなことをやっていれば大丈夫だと思っていたけど、お金に無頓着だからこそ、今お金に困っている方はいませんか?

イントラ
イントラ

お金なんて汚いし・好きなことをやっているからいいかなと思っていたけど、コロナを期に仕事が無くなってしまい、いまだに増えないからどうしよう…

お金の勉強をしようと思っていても難しいし、仮にしたとしても日本経済・世界情勢が悪化しているため、お金に対する不安はさらに消えない方も多いのではないでしょうか?

佐藤巡
佐藤巡

そんな方のためにお金が無くてもそこで衣食住の暮らしが完結できるエコビレッジというところに訪ねたりして、色々と学ぶことをオススメします。

【エコビレッジの特徴】
・食料は自分達で作る
・電気・水なども自分達で何とかする!
・モノ・技術などを住人同士で譲り・受け取り・支え合う

【なぜ、オススメなのか?】
・お金を最低限しか使わない暮らしを学べる
・地球にも優しい生活を学べ、ヨガ哲学をより理解しやすい
・支え合う仲間ができる
など

今回はFP資格を持つ現役ヨガ&フィットネスインストラクターがエコビレッジについてを、熊本県三角町にあるエコビレッジ・サイハテ村に訪れた経験をベースに解説します。

サイハテ村画像

ヨガ&フィットネスインストラクターに向けてのエコビレッジについて解説!

エコビレッジは一言で言えば食料・エネルギー生成・暮らしがすべてそこで完結するところ

金銭のやりとりを無くしすべての生活をそこで完結できるところを目指しているため、様々な工夫をしているところが多いです。

佐藤巡
佐藤巡

エコビレッジの特徴は3つあります。

【エコビレッジの特徴】
・食料は自分達で作る
・電気・水なども自分達で何とかする!
・モノ・技術などを住人同士で譲り・受け取り・支え合う

それぞれ解説します。

食料は自分達で作る

多くのエコビレッジは畑や牧場を持っていることが多く、食料は住民達で作っています

佐藤巡
佐藤巡

筆者が実際に訪れたサイハテ村では白菜・ブロッコリー・大根などの畑やみかんの木もあり、卵を産む鶏もいて、食べ物の大半をそこで作っています。

実際にサイハテ村で取れた野菜を使った料理

電気・水なども自分達で何とかする!

多くのエコビレッジはソーラーパネル設置・風車発電などを住民達で自力で電気を供給するところもあり、さらには水も地下奥深くくみ上げた天然水やろ過を自分達で行うところもあるため、電気や水などを住民達で自給自足で補充するところが多いです

佐藤巡
佐藤巡

筆者が訪れたサイハテ村では電気などは外から供給していますが、お水は天然水を地下から汲みあげているとのこと。なのできれいな水が飲み放題でした。

この画像はアースバッグという土を主材とした建築方法で作った部屋だそうです。

食料・水やエネルギーだけでなく、家・家具・遊具など…無いものもゼロから作り上げることもエコビレッジの特徴です。

佐藤巡
佐藤巡

多くのエコビレッジはパーマカルチャーの考えに沿っているので基本的には自給自足・無いものは作るようにしているところが多いです。

【パーマカルチャーとは】
パーマネント (permanent) とアグリカルチャー (agriculture) を組み合わせた造語で「永続する農業」という意味。
12の原理に沿って成り立っているのが特徴。

【パーマカルチャー12の原理】

  1. まず観察、それから相互作用
    2.エネルギーを獲得し、蓄える
    3.収穫せよ 
    4.自律とフィードバックの活用
    5.再生可能な資源やサービスの利用と評価 
    6.無駄を出すな
    7.デザイン――パターンから詳細へ
    8.分離よりも統合
    9.ゆっくり、小さな解決が一番
    10.多様性を利用し、尊ぶ
    11.接点の活用と辺境の価値
    12.変化には創造的に対応して利用する

モノ・技術などを住人同士で譲り・受け取り・支え合う

エコビレッジでは食料やエネルギーなどを自給自足しているだけでなく、モノ・技術なども住民同士で譲り・受け取り合ったりするなどして支え合います。

【例えば…】
・家が雨漏りしたから大工道具が必要
→貸してあげる&修理を手伝う
・長時間の畑仕事で腰を痛めた
→ヨガやピラティスを教えて柔軟性を身に着けて少しでも良くする
・ヨガやピラティス教えてもらったお礼に何かあげる
→畑仕事で作った野菜をあげる
・お隣さんが料理を作ることができない
→作って一緒に食べる
など

佐藤巡
佐藤巡

この譲り合いの流れをギフトエコノミーと言います。

ギフトエコノミーは譲る→受け取る→感謝するが基本ステップ。

この流れができると全体の消費が減り、お金も節約でき、モノを置いていたスペースもすっきりすることも。
さらにはゴミも減るのでゴミを燃やすことによって起きる温暖化防止もできるのでお金にも環境にも優しいことも。

イントラ
イントラ

ギフトエコノミーはお金・環境にもいいことはわかったけど、それだと与えてばかりの人と何もやらない人もいてトラブルが起きるんじゃないの?

その分、トラブルも多くインドの某所では殺人が起きたエコビレッジもあったそうです。

佐藤巡
佐藤巡

エコビレッジごとでトラブル防止のためお試し期間を設定したり・期間限定で外部からの受け入れをやっていたりなどいろいろと対策は練っていますが、今回訪れたサイハテ村ではティール組織を取り入れてやっているとのことです。

【ティール組織とは?】
簡単に言えば上司やリーダーの命令や指示がなく、それぞれが組織の目標を理解し、それぞれで自主的に動くこと。リーダーがいないことも特徴。

実際に経営者でティール組織を取り入れようとしていた方曰く、「目標を理解してくれる人じゃないと難しい」とのことなので、もしエコビレッジに住みたいとなればそれぞれのエコビレッジの理念や目標を理解する必要があります。

なぜ、エコビレッジからヨガ&フィットネスインストラクターが色々と学ぶべきなのか?

なぜ、お金が汚いと思っていて、無頓着だったけどお金に困っているヨガ&フィットネスインストラクターこそエコビレッジを知った方がいいのでしょうか?

その理由は3つ

・お金を最低限しか使わない暮らしを学べる
・地球にも優しい生活を学べ、ヨガ哲学をより理解しやすい
・支え合う仲間ができる

順番に解説します。

お金を最低限しか使わない暮らしを学べる

エコビレッジは食料・エネルギーなどを住民達が作ってそこで完結するため、お金を最低限しか使わない暮らしを学ぶことができます。

例えば…】
食料を買うお金が無い→畑などで作ればいい
水がない→川や地下水などで汲みに行き、汚ければろ過すればいい
家などがない→これも作ればいい
など

究極ですが無ければ作る・あるいはそれ相応にスキルを持っている人から学ぶか助け合うことでお金を最低限しか使わない生活を学ぶことができ、節約スキルが身に付きます。

佐藤巡
佐藤巡

お金が汚らわしいと思っている方・無頓着な方で今更お金の勉強してもわからない方でも実践的に学ぶこともできて、節約スキルを学ぶことができることも。

地球にも優しい生活を学べ、ヨガ哲学をより理解しやすい

エコビレッジではパーマカルチャーをベースとした自給自足がベースになるため、環境負荷が少なく地球に優しい生活が学ぶことができます。

佐藤巡
佐藤巡

エコビレッジでの暮らしはSDGsに沿っているものが多いです。

SDGsについて詳しく知りたい方はこちら

どんな風に地球に優しいかというと…

【例えば…】
・畑の肥料を作るためにゴミの再利用としてコンポストを作るところもある
ゴミを燃やすために発生するダイオキシンが少なくなる
・電気も太陽光や風車などの自然エネルギーから作るところもある
原子力や火力などの環境に発電方法を使わずにエネルギーを作る
など

イントラ
イントラ

ヨガインストラクターの人って確かに「地球に優しい生活」「サスティナブル」という言葉が好きな方が多いからピッタリかもね♪

エコビレッジでは地球に優しいだけではなく、ヨガインストラクターの方にとってもヨガ哲学を実践しながら学ぶことができます。

【どんなヨガ哲学を学べるかというと…】
不貧(必要以上に物を持ちすぎないこと)
必要最低限、あるものを使って何とか解決する
知足(満たしていることに感謝できる)
頂いたもの・やって頂いたことで感謝すること
苦行・自己学習(ここでは勉強すること)
暮らしていくために工夫するため学ぶ
自在神(自分自身が人生を作っている・自分自身の心の持ちようで何か変わる)
自分のために自発的に動く
など…

現在、日本で流行っているヨガはポーズのみで完結しているところが多いですが、本場インドでのヨガは生活=ヨガであること。

本場インドでのヨガは筆者が以前、体験談として記事にアップしています。

エコビレッジでは生活からのヨガを実践し学ぶことができるので、ヨガを学んでいるヨガ&フィットネスインストラクターとしてさらに成長できます。

支え合う仲間ができる

フリーランスとしてヨガ&フィットネスインストラクターをやっている時は意外と孤独ではなかったですか?

イントラ
イントラ

確かに…友達はパートタイマー的にやっているから真剣にやっている子もいないし、相談しても「いいわよね~あなたはうまくいっていて」と言って真剣に誰も聞いてくれないからさみしかったこともある。

エコビレッジでの暮らしはともに支え合う仲間がいないと成り立ちません。

【例えば…】
畑を作りたい
みんなで力を合わせて作る
ソーラーパネルを設置する
みんなで力合わせて設置する
家の中で蜂が現れた
蜂駆除の知識を持っている人の力を借りて駆除する
料理作れない
作れる人に教えてもらうか作ってもらう
など

イントラ
イントラ

でも何かしてもらったら何かしないといけないし、私にはヨガ&フィットネスを教えることしかできないから何ができるのかな…

自分が無理のない範囲でお返しをしたらいいのですが、そう思えないのが普通の人間の心理。

与えてもらってばかりで悪いなと思っていても、自分達が今まで学んできたスキルでお返しすることもできます。

・ヨガインストラクターなら…
ヨガで運動不足解消してあげる
・ピラティスインストラクターなら…
大工や畑仕事で痛めた身体を運動によって改善する
・ズンバや格闘技エクササイズができるなら…
ストレス発散にレッスンをする
など

イントラ
イントラ

私は今までヨガ&フィットネスしかやってこなかったけど、言われてみれば色々とできることもあるからみんなに与えてばかりだけじゃなくていいかも!?

支え合おう仲間だからこそ価値観の合う人同士でないと成り立たないというデメリットもあり、トラブルになることもあります。

エコビレッジから学び、お金に無頓着でも暮らしていけるようになりましょう!

エコビレッジは一言で言えば食料・エネルギー生成・暮らしがすべてそこで完結するところでそこから最低限お金を使わない生活地球に優しい生活ヨガ哲学の実践などを学ぶことができます。

佐藤巡
佐藤巡

今までお金が汚いと思っていた方や無頓着だった方こそ、エコビレッジに実際に行ったり・関連書籍から様々なことを学ぶことをオススメします。

今回の記事は実際に訪れた熊本県三角町にあるサイハテ村を始め、他のエコビレッジ関連の本を読んで作成しましたので興味ある方はリンクをご覧ください。

サイハテ村↓

三角エコビレッジ SAIHATE
1万坪の自然豊かなお山の上 みんなでつくる理想の〝村〟

サイハテ村コミュニティマネージャー・坂井ゆうき氏のnote
(サイハテ村をどんな想いで運営し、その苦労も描かれています)↓

Yuki Sakai|note
ライター/編集者/エッセイスト/サイハテ村コミュニティマネーシャー/〝期待はずれの世界〟に絶望し、楽園を探し旅に出た男が〝最果て〟で見つけた景色とは?エコビレッジSAIHATEのアナザーストーリー〝小さな村が世界を変える。〟noteで公開中。

参考にした本↓

・ソーヤー海「都会からはじまる新しい生き方のデザイン」

・服部雄一郎「サステイナブルに暮らしたい」

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