全米ヨガアライアンスはご存知でしょうか?

知っているよ!知り合いのヨガインストラクターがこれを持っているからマウンティングかけてくる!
全米ヨガアライアンス(以下RYT)はアメリカ発祥の世界100カ国で発行されているトップ資格であり、200時間&500時間分ヨガの勉強をした証明で、これを取得していると仕事が左右されることはもちろん、条件を満たすと資格発行もできます。

見栄えがいいことはもちろん、これを持っているだけで雇ってもらえるフィットネスジム&ヨガスタジオが増えます。
結論から言えば持っていて損はない資格になります。
今回はヨガの聖地・インドリシケシでRYT-500を取得した現役インストラクターの筆者が,これからヨガ資格を取ろうとしている方に向けで全米ヨガアライアンスについて解説します。
合わせてヨガ資格の比較記事も読むことをオススメします。
ヨガインストラクタートップ資格の全米ヨガアライアンスとは?
RYTの特徴については4つ。
・アメリカ発祥の世界100カ国で発行されているトップ資格
・200時間&500時間ヨガの勉強をしたという証明
・登録するだけで様々な割引&Webワークショップも…
・条件を満たすと資格が発行できる
順番に解説します。
アメリカ発祥の世界100カ国で発行されているトップ資格
アメリカで二つのヨガ資格団体が合併して生まれた世界100カ国以上で発行されている国際的ヨガ資格です。
海外でも有名な資格で、海外でもインストラクターをやりたい方でも「RYT持っているんだ!」とフィットネスジム&ヨガスタジオなどで採用されやすくなります。

もちろん、海外で教えるには英語も必要だよね…

語学まで教えてくれるわけではないからそりゃ英語話せるスキルは必要だよね…
200時間&500時間ヨガの勉強をしたという証明
RYTの資格には大まかに二種類あります。
【全米ヨガアライアンス200時間(通称RYT200)】
インストラクターとしての基礎(ポーズはもちろん、哲学、解剖学などを)200時間分、勉強したら取得できる資格です。
【全米ヨガアライアンス500時間(通称RYT500)】
インストラクターとしての基礎+上級ポーズなどもプラスして500時間分、勉強したら取得できる資格。
(多くの養成コースはRYT200を取ったら別で「300時間コース」を設けて、両方受講したらRYT500が取れるようになっています)

何で、200時間かというと、インドでヨガの勉強をするならだいたいそれぐらいでヨガを人に教えられるよという目安だからだそうです。
登録するだけで様々な割引&Webワークショップも…
RYTは取得後、公式サイト(全部英語)に登録料を納め、申請すると公式サイトに自分の名前が載ります。ただ名前が載るだけではなく、様々な特典を受けることができます。
様々な割引が受けられる
ヨガマット・ウェア・さらにインストラクター保険まで様々なものの割引が受けられます(ただし、現在ではヨガ保険のみが日本でも対応していて、ほとんどが海外対応になります)

海外でインストラクター活動している人にはかなり使える割引です
Webワークショップが受けられる
Webや動画ですが、ワークショップを無料で受けることができ、ヨガの勉強をすることができます(ただし、ほとんど英語でのワークショップになります)
条件を満たすと資格が発行できる
RYT500を取ってから2年以内に1000時間の指導経験でE-RYT200にランクアップします。
RYTの公式サイトに申請するとRYT200を発行することができるため、ヨガインストラクター資格を発行することができます。

ちなみに4年以内に2000時間の指導経験を達成するとE-RYT500になり、RYT500を発行できます。
養成コース選びがポイント!全米ヨガアライアンスのメリット・デメリット
RYTのメリット・デメリットは合計4つ。
【メリット】
・見映えがいい
・雇ってもらえるジム&スタジオが増える
【デメリット】
・質の悪い200時間以下の短期取得養成コースに当たることも
・登録料がかかる
それぞれ解説します。
メリット1・見映えがいい、笑
まずはアメリカ(海外だからなんかすごそう)
全世界100カ国以上(日本以外で通じるからなんかすごそう)
しかもトップ資格(なんかすごそう)
…という形で見映えが断然良くなります。

実際、RYTを持っていると「えっすごい!?」って言われることも多いです。
以前、筆者も民間のヨガ資格のみ持っていましたが、人からの反応が悲しいぐらい180度違いました、泣
メリット2・雇ってもらえるジム&スタジオが増える
RYT200=200時間もヨガの勉強していたからこの人は安心だと思ってもらえる証明のため、最低RYT200を持っていないと採用しないフィットネスジム&ヨガスタジオもあります。
つまり、RYTを持っているだけで採用されるところがたくさん増えるので、仕事が増えます。

実はちゃんとわかっている人こそ、RYT取っている=インストラクターとしての実力があるとは限らないと見抜いてくるところも…

それってどういうことなの?
ここからそれも踏まえて解説します。
デメリット1・質の悪い200時間以下の短期取得養成コースに当たることも
最近、ヨガ業界でも大問題なのがこれ。
10日間でRYT200が取れます!
リゾート地でエステ・レジャーを楽しみながらRYT200を取れます!
格安!10万円でオンラインのみで習得!
…的な感じでRYTを大安売りにして下手すれば200時間も満たず、しかもオンラインで動画だけ見て知識・スキルテストもせず、資格を買うことができるところもあります。(つまり、インストラクターとして教えたり食べていける技術が身に付かない、ということです)

知人のベテランインストラクターが試しにオンラインで受講したところ、動画見て簡単に習得できてびっくりしたって言っていた。

そんなところで取ったヨガインストラクターからヨガを教わりたくないなぁ。
ちなみに、その知人よりも養成コース担当の先生達の知識が浅かったそうです、苦笑

ヨガインストラクター初心者は安くて短期コースよりも、高くても長期コースでしっかりと教える技術を学べるところをオススメします。
もし、ヨガインストラクター初心者で「これからヨガインストラクターで食べていくぞ」という感じで資格を取られたい方は下記のリンクを読むことをおすすめします↓
デメリット2・登録料がかかる
RYTのサイトに登録するために英語という言葉の壁を乗り越えるだけではなく、登録料がかかります(初回登録料・50米ドル 年間登録料65米ドル)
RYTのサイトがすべて英語であること・割引やワークショップもあるとはいえほとんどが海外対応のため、登録料を払うことに価値を感じない未登録インストラクターが日本に大半います。

ちなみに未登録インストラクターはRYT200習得と本当は名乗っちゃいけないことになっています。
余談ですが、ずる賢い未登録インストラクターの方は「習得」とかかずに「修了」と履歴書に書く人が多いそうです。
結論・ヨガを教えて食べていきたいなら、まずは全米ヨガアライアンスを取るべし!
RYTを取るだけで見栄えがいいことはもちろん、仕事が増えることもあり、取得しておいて損はありません。

質の悪い養成コースもたくさんあるので、ヨガインストラクター初心者はちゃんと教えられる技術が身につけられるよう長期コースを選びましょう!
ヨガアライアンスを取ろうかと考えている方は合わせてヨガ資格比較記事も読むことをオススメします↓
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