シークエンス(レッスンの流れ・内容)に悩まれたことはありませんかー?
お客様に満足してもらえないかー?
お客様が飽きたりしてないかー?
ちゃんと効果が出ているかー?

色々と確かに悩むなぁ。
アシュタンガ&シヴァナンダヨガといった、シークエンスがもう決まっているものならまだしも、シークエンス作りは悩むところはある方も多いのではないでしょうか。
何故なら意外と教えてくれないヨガインストラクター養成コースも多いからです。
インストラクターとして集客できるようになるためのシークエンス作りのポイントは合計6つあります。
【ヨガインストラクターとしてのシークエンス作り3選】
・人間が生まれ死ぬ様子の流れでシークエンス作成する
・テーマを決めてシークエンスを作成する
・メインポーズを決めてシークエンスを作成する
【飽きさせないシークエンス作りのコツ3選】
・ノートに書いて前回と違うのをやる
・シークエンスを数パターン作る
・お客様の状況によってアドリブで決める

今回はヨガ&フィットネスインストラクター歴10年以上である筆者が今まで行ったワークショップ・研修、自分がやってみて手ごたえあったものを中心に紹介していきたいと思います。
ヨガインストラクター向けの内容ですが、ピラティス・エアロ・ダンスなどのフィットネス系プログラムを持っているインストラクターの先生でも役立つ内容になっています。
集客できるシークエンスを作る前に押さえておくべきポイント2つ
ヨガインストラクターとしてシークエンスを作る前に押さえておくべきポイントを2つ紹介します。

これらを押さえておかないと集客する以前の問題に解雇・仕事が無くなる可能性も…
フィットネスジム&ヨガスタジオのルール把握
まずはシークエンスを作る前に所属しているフィットネスジム&ヨガスタジオでやってはいけないポーズなどのルールを把握します。

別にレッスン中、スタッフに見られる訳じゃないから自由にやったっていいじゃん!
と言う方もいますが、急に当日レッスン参加するスタッフもいたり、大手ジムだと監視カメラでチェックされる場合もあります。
つまり…
ルールを守ってないと、コロナウイルスによる緊急事態宣言時みたいに急な契約解除の対象にされたりするなど何かあった時にフィーダウン・契約解除の対象にされる可能性もあります。

ルールを守ることがお客様のためにならないのでは?と思う方もいますが、仕事をもらっているため、向こうが気に入らないことをやればフィーダウン・契約解除の対象になることも…
自分の身を守るにはルールを守る必要はあります。
フィットネスジム&ヨガスタジオに来ているお客様のレベルを把握する
自分が所属しているフィットネスジム&ヨガスタジオのお客様のレベルが最低でも初心者・中級者・上級者なのかを把握する必要があります。

初心者だらけなのに上級ポーズをやるとか、上級者だらけなのに優しいポーズばかりやるのはお客様のニーズを満たさず、離れていく可能性があります。
たまにお客様の立場に立つと見えることもあるので、可能であればたまにレッスンを参加することもオススメします。
ヨガインストラクターとしての基本的なシークエンス作りは3種類※フィットネス系でも参考になります
筆者が様々なワークショップなどで学んだ基本的なヨガのシークエンスの作り方は3つあります。
お客様を満足させればいいので、ひとつのシークエンス作成方法にこだわる必要もなく、作成方法を組み合わせして作っても大丈夫です。
人間が生まれ死ぬ様子の流れでシークエンス作成する
ヨガは人生を表しているため、人生をヨガのシークエンスで作成する方法があります。
【例】
人間が生まれる赤ちゃんの状態
(地を這うのでよつんばい・仰向け・うつぶせ系ポーズ)
↓
人間が成長し二足歩行になる
(立ちポーズ系)
↓
老化して死ぬ
(死ぬ時は寝た状態なので、仰向けのポーズ系)

哲学・瞑想系といった精神的なヨガを教えている方にオススメです(レッスン前後の会話に盛り込むと盛り上がることも)
ヨガ以外でフィットネス系のプログラムを持っている方でも最初はゆったり→中盤・激しく→最後はゆったりという形で応用できます。
テーマを決めてシークエンスを作成する
柔軟性アップ・体幹強化・美脚系…という形でテーマを決めてシークエンス作成するという方法もあります。
【例・柔軟性アップがテーマ】
前半・足中心系のストレッチポーズを5つぐらい入れる
中盤・強度の高いストレッチポーズ2-3つ入れる
後半・上半身系のストレッチポーズを強度低くして5つぐらい入れる
など…

お客様のレベルによって変わりますが、前半→体暖める系かやさしめ、中盤→ハード系、後半→クールダウンやゆったり系ポーズ…
という形で徐々に強度を上げるやり方も。
メインポーズを決めてシークエンスを作成する
メインにするポーズを決めて、それをやりやすくするためのポーズやストレッチを入れて組むパターンもあります。
例えばメインポーズがナタラージャアーサナなら…

ナタラージャアーサナで使う部分
・胸・もも前の柔軟性
・骨盤の前後バランス
・足(特に立っているのでもも裏)
・足裏
・体幹
など…
これらをシークエンスの中で組み立てるなら
呼吸や瞑想
↓
ほぐし
よつんばいになるため手首をほぐす
立ち上がるので足裏マッサージ、など
↓
猫のバランスのポーズ(体幹を使う)
ダウンドッグ(背中やもも裏を伸ばす)
三日月のポーズ(もも前を伸ばす)
半月のポーズ(胸の前を伸ばす)
ラクダのポーズ(胸の前を伸ばす&骨盤前後を整える)
↓
メインのナタラージャアーサナ
↓
ナタラージャアーサナで使った筋肉とは反対の部分をゆるめるポーズを入れる(カウンターポーズという)
例・胸を開いたので前屈で胸を閉じるなど入れる
↓
クールダウン系ポーズ
↓
シャバーサナで締める
フィットネスインストラクターでも参考になる!?飽きさせないシークエンス作りのコツ3選
レッスンを何回かやっているとワンパターンになるのでは?と思う方もいます。

飽きさせるとお客様が離れて、集客ができなくなる可能性もあるので、飽きさせないシークエンス作りのコツも解説します。
ノートに書いて前回と違うのをやる
ノートにシークエンスを書き出して、次回作る時は6-8割ぐらい被らせないようにします。記録しているだけでもだいぶ変わります。
シークエンスを数パターン作る
シークエンスを数パターン作り週ごとにローテーションするというやり方もあります。

姿勢改善・骨盤調整などのテーマがもともと決まっているものだとワンパターンになりがちなので、数パターン作ってローテーションすることをオススメします。
お客様の状況によってアドリブで決める
これは上級テクニックですが、お客様の身体の状態・リクエストなどでレッスンの内容を用意してきたシークエンスと変えていきます。

ただ、ポーズのバリエーションをより多く知っていないとできないので、ポーズ・ストレッチ・トレーニングを勉強する必要があります。
シークエンスを準備してお客様に満足できるレッスンを提供し、集客をキープしましょう!
シークエンス作りのポイントは合計6つありますが、どれに対して共通して言えることはお客様を満足させれば問題はありません。
【ヨガインストラクターとしてのシークエンス作り3選】
・人間が生まれ死ぬ様子の流れでシークエンス作成する
・テーマを決めてシークエンスを作成する
・メインポーズを決めてシークエンスを作成する
【飽きさせないシークエンス作りのコツ3選】
・ノートに書いて前回と違うのをやる
・シークエンスを数パターン作る
・お客様の状況によってアドリブで決める
ひとつの方法にこだわらず、ここで紹介されていない方法もあるのでそれらを組み合わせてお客様を満足させましょう!
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